ベニーニのユーモアと哀しみを交錯させた演出がすばらしかった。
ユダヤ系イタリア人のグイド(ベニーニ)は、小学校の教師ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)
に恋をして、結婚。やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていたが、突然彼らに
強制収容所への収監命令が下る・・・。
に恋をして、結婚。やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていたが、突然彼らに
強制収容所への収監命令が下る・・・。
収容所に送られたユダヤ人の父親が幼い息子を生きながらえさせるためにとった意外な作戦を
ぺーソスあふれる演出で、観るものを釘付けにした。共演は、ベニーニ夫人で彼の作品でコンビを組む
ニコレッタ・ブラスキ、子役で新人のジョルジオ・カンタリーニ、それになんと往年のホルスト・ブッフホルツ(「荒野の七人」)ほか。
ぺーソスあふれる演出で、観るものを釘付けにした。共演は、ベニーニ夫人で彼の作品でコンビを組む
ニコレッタ・ブラスキ、子役で新人のジョルジオ・カンタリーニ、それになんと往年のホルスト・ブッフホルツ(「荒野の七人」)ほか。
こんな話:
時は、1937年、イタリアはトスカーナ地方の小さな町アレッツォ。
本屋を開く志を抱いてやってきたユダヤ系イタリア人のグイドは美しい小学校教師ドーラ
と運命的な出会いをする。当座の生活のため叔父ジオ(ジュスティーノ・ドゥラーノ)の紹介で
ホテルのボーイになり、なぞなぞに取り憑かれたドイツ人医師レッシング(ホルスト・ブッフホルツ)
らと交流したりしながら、ドーラの前に常に何度も思いもかけないやり方で登場。
と運命的な出会いをする。当座の生活のため叔父ジオ(ジュスティーノ・ドゥラーノ)の紹介で
ホテルのボーイになり、なぞなぞに取り憑かれたドイツ人医師レッシング(ホルスト・ブッフホルツ)
らと交流したりしながら、ドーラの前に常に何度も思いもかけないやり方で登場。
ドーラは町の役人と婚約していたが、抜群の機転とおかしさ一杯のグイドにたちまち心を奪われて
しまった。ホテルで行われた婚約パーティで、グイドはドーラを大胆にも連れ去り、ふたりは
晴れて結ばれた。息子ジョズエ(ジョルジオ・カンタリーニ)にも恵まれ、幸せな日々だったが、
時はムッソリーニによるファシズム政権下。
しまった。ホテルで行われた婚約パーティで、グイドはドーラを大胆にも連れ去り、ふたりは
晴れて結ばれた。息子ジョズエ(ジョルジオ・カンタリーニ)にも恵まれ、幸せな日々だったが、
時はムッソリーニによるファシズム政権下。
グイドは幼いジョズエをおびえさせまいと必死の嘘をつく。
収容所生活は、ジョズエがお気に入りの戦車を得るためまでのゲームなのだと。
とにかく生き抜いて“得点"を稼げば、戦車がもらえるのだとグイドはことあるごとに
吹き込み続けた。
吹き込み続けた。
映画が公開された当時は、ユダヤの収容所の様子など実際とは違う、甘いという批判も
あったようだが、この映画で描きたかったのは、どのような状況にあろうと希望を持ち続ければ
人生は捨てたものではないというメッセージ。
あったようだが、この映画で描きたかったのは、どのような状況にあろうと希望を持ち続ければ
人生は捨てたものではないというメッセージ。
これが幼い息子を生きながらえさせようとした父親の命がけの嘘がもたらした奇跡の物語だった。
子役が、とにかくかわいい。イタリア映画では、子役の出る映画は感動作品が多い(爆)。
子役が、とにかくかわいい。イタリア映画では、子役の出る映画は感動作品が多い(爆)。
イタリア映画では、「ニューシネマ・パラダイス」と並んで、感動した作品でした。
☆☆☆☆