バスターの名前の由来は、赤ん坊の頃、階段から落ちても、怪我もしなかったので、
「バスター!(やる奴だ!)」と巡業一座の人が叫んだことによるという。
「バスター!(やる奴だ!)」と巡業一座の人が叫んだことによるという。
1966年に70歳の生涯を閉じるまでに、141本の映画がある。
主に無声映画で活躍したが、晩年のトーキー映画では、「サンセット大通り」(1950)、「ライムライト」(1952、なんとチャップリンと共演)、「八十日間世界一周」(1956)、「おかしなおかしなおかしな世界」(1963)、「ローマで起こった奇妙な出来事」(1966)などがある。
「キートンの蒸気船」では、クライマックスの大暴風雨による町の崩壊シーンと、その中を逃げまくるキートンのパフォーマンスによって、キートン映画の中でも特に
知られている作品。監督は「ベター・オール」のチャールズ・F・ライズナー。
こんなストーリー:
ミシシッピー川で操業している蒸気船、ストーンウォール・ジャクソン号のオーナー、ウィリアム・キンフィールド(アーネスト・トーレンス)は“スチームボート(蒸気船)ビル"と呼ばれている町の人気者。
ミシシッピー川で操業している蒸気船、ストーンウォール・ジャクソン号のオーナー、ウィリアム・キンフィールド(アーネスト・トーレンス)は“スチームボート(蒸気船)ビル"と呼ばれている町の人気者。
彼には、一人息子スチームボート・ビル・ジュニア(バスター・キートン)がいる。
彼は故郷を離れてボストンに遊学中だった。副船長のトム・カーター(トム・ルイス)とのどかな毎日を送るビルだったが、強力なライバルが現われた。金持ちのジョン・ジェイムズ・キング(トム・マクガイアー)がピカピカの新造船キング号をつくり事業に乗りだしたのである・・・。
ミシシッピの河川地帯は大パニックとなり、吹きすさぶ風の中、ジュニアは父親と恋人メアリー、そして命を落としかけたキングも救い出すのだった。
この映画を見たのは、3本立てで、ほかの映画は「O嬢の物語」「逢いびき」といった、
まったく種類の異なる映画だった(1976年)。何たる組み合わせ(笑)。
まったく種類の異なる映画だった(1976年)。何たる組み合わせ(笑)。