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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ミシシッピー・バーニング」(1988)</span>


ミシシッピー・バーニング」(1988)は、1964年のころ、公民権運動の嵐が吹き荒れるアメリカ・
ミシシッピー 州ジュサップを舞台に、3人の公民権運動家の失踪事件を捜査する2人のFBI捜査官の姿を
通して、アメリカの南部における人種差別問題を描いている。

この映画は、怒りに震えるような映画だ。




白装束のKKK団の横暴振りなどを描いた。

KKKは、クー・クラックス・クラン (Ku Klux Klan) の略で アメリカの白人至上主義団体。
黒人、東洋系、有色人種を排他的に見て、アングロサクソンの血で結束しようというもの。

映画のオープニングも強烈。
水道の水も、「White」(白人用)と「Colored」(黒人用)と別れている。




監督は「エンゼル・ハート」「ミッドナイトエクスプレス」のアラン・パーカー

脚本はクリス・ジェロルモ、撮影は「ワールド・アパート」のピーター・ビジュー。
音楽はトレヴァー・ジョーンズが担当。音楽は終始物静かだが、恐怖を呼ぶような音楽で、
印象的だ。


出演は「フレンチコネクション」「スケアクロウ」のジーン・ハックマン、「最後の誘惑」のウィレム・デフォーほか。デフォーがまだ若く、正義感あふれるFBIスタッフを演じている。


1960年代のアメリカの南部、ミシシッピーで3人の公民権活動家が行方不明になる。
それを調査しに、FBIの捜査官のウオード(ウィレム・デフォー)とアンダーソン
ジーン・ハックマンが小さな田舎町を訪れる。

一見平和に見える街だったが、実は人種差別の巣くつのような所で、警察を含めた街をあげて、
黒人(に限らず、白人至上主義)差別が行われており、暴力的な方法で白人が黒人を虐待していた。
正義感の強いウオードは、KKKの嫌がらせにも屈せず、疾走した3人の行方を暴くと同時に、
人種差別主義者を巧みに追いつめていくのだった・・・。

アメリカ南部では、1960年代、公民権運動が活発で、同時に人種対立も激しかったようだ。

「顔は黒いが、流れる血は、赤かった」というせりふが印象に残る。


ダウンタウン物語」(1976年、兼脚本)
ミッドナイト・エクスプレス」(1978年) ☆☆☆☆
「フェーム」(1980年)
ピンク・フロイド ザ・ウォール」(1982年)
「バーディ」(1984年)
エンゼル・ハート」(1987年、兼脚本)
ミシシッピー・バーニング」(1988年) ☆☆☆☆
「愛と哀しみの旅路」(1990年、兼脚本)
ザ・コミットメンツ」(1991年) ☆☆☆
ケロッグ博士」 (1994年、兼脚本・製作)
「エビータ」(1996年、兼脚本・製作) ☆☆☆
「アンジェラの灰」 (1999年、兼脚色・製作)
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」(2003年、兼製作)

原作・脚本
小さな恋のメロディ」(1971年)