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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">2000年代(53)「エリン・ブロコビッチ」(2000)</span>

プリティ・ウーマン」で、シンデレラ・ガールとなったジュリア・ロバーツが、その後それを上回るような作品に恵まれず、今一歩という状態が続いていたが、本格的な演技派女優として評価され、アカデミー賞主演女優賞を得た作品が「エリン・ブロコビッチ」だった。

全米史上最高額の和解金3億3千3百万ドルを勝ち取った一人の女性、エリン・ブロコビッチ

映画の「エリン・ブロコビッチ」では、エリンの情熱と不屈の精神、そして他人を助けることに
よって結果的に自分自身が救われたという実話をもとにした感動のドラマだった。



 
 舞台は、カリフォルニア州
 モハベ砂漠の小さな町。

 エリン(ジュリア・ロバーツ)は元ミス・ウィチタの美貌ながら、離婚歴2回、3人の子持ちで無職。

 職探しに出て採用面接の帰り、追突事故に巻き込まれた彼女は、引退を控えた弁護士エド
 (アルバート・フィニー)に裁判の弁護を依頼するが和解金を取り損ねた。

 職もなく貯金も尽きかけた彼女はエドの法律事務所へ押しかけ、強引に彼のアシスタントとして働き始める。書類整理中、彼女は不審なファイルを見つける。不動産売却の書類になぜか血液検査の結果が添付されていたのだ・・・。

エレンは、孤軍奮闘して調査した結果、大企業の工場が有害物質を垂れ流しにしている事実を突き止める。病に苦しむ住民たちを目の当たりにしたエリンは、気乗りしない住民たちを訴訟に持ち込むよう説得に回る。

その後及び腰だったエドも本格的にその問題を担当。

またエリンの隣りに住むバイク野郎ジョージ(アーロン・エッカート)が3人の子供の面倒を見てくれる
主夫として私生活面をサポート。地道な活動が住民たちの共感を呼び、大企業と交渉の場を持つまでに
なった。ついには執念で600人以上もの署名を集め、全米史上最高の和解金350億円を勝ち取った。

大きくなった法律事務所で窓際の個室を与えられたエリンはエドから破格のボーナスを受け取るのだった。


エリンを演じたジュリア・ロバーツは、タフな女性をうまく演じていた。

ジュリア・ロバーツにとっても、エポックとなる作品だった。

その後は、どうも作品に恵まれないのか「これが代表作」というのがない。

「エリン・~」は紛れもない代表作の1本だろう。

☆☆☆