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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">2007年邦画お気に入り「映画ベスト5」</span>

 
 12月に入り、正月向けの映画がそろそろ出始めた。
 邦画は「椿三十郎」が登場。上々の滑り出しのようだ。

 製作を担当した角川春樹さんは、今年の邦画では、「HIRO」(52億円)
 を上回る60億円の興行収入を見込んでいるようだ。

 テレビでは、「椿三十郎」の特番などが組まれ、CMもかなり流れている。
 ある番組で、20数人くらいの若い人が中心だったせいもあるが、司会者が、
 「黒澤監督のオリジナルの”椿三十郎”を見た人は、どれくらい?」
 と聞いていた。20数人中、観た人は、3,4人だった。

 この結果は、すこしショックであると共に、まあそうかなと納得。
 オリジナルをよく知っていて、比較してどうのと言う以前に、
 オリジナルを見ていない若い世代が多いという現実を知った思いがする。

 「新しい ”椿三十郎”を見て、かつての名作も見てくださいね」と
 司会者がまとめていた。

 さて、今年の邦画。早くもベスト5を独断と好みで選んでみた。
 あまり数は見ていない。
 10本も選べないので、ベスト5とした(かなり苦しい選択)。




 1位:「キサラギ」(同じシチュエーションで、5人の会話だけで、予想外の
    展開となる面白さは、印象に残った。香川照之が最高!)



 
 2位:「椿三十郎」(半信半疑という先入観と、強い興味を持って見に行ったが、
    期待を裏切らなかった。織田もいいが、他の役者もイキイキ演じた)




 3位:「Always 続・三丁目の夕日」(普通は「続」は、第1作目と比べて、
    トーンダウンするものだが、シリーズとして感動を与えた)




 4位:「舞妓Haaaan!」(これは、今のメール時代の反映、ミュージカル仕立て、
    役者のおもしろさなどで、今年の映画では、ツボに入った)




 5位:「HERO」(TVの延長という気がしないでもないが、木村拓哉を取り巻く
    俳優たちが、それぞれ光っていた。中でも松たか子中井貴一、香川
    照之など)

 次点:
  ○「愛の流刑地」(かつての「失楽園」ほどのインパクトはなかったが、
    寺島しのぶの女優根性に脱帽。笑)

  ○「歌謡曲だよ!人生は」(意外と評判にならなかったが、個人的には
    12のオムニバスで、気に入ったパートが3つ,4つあり、面白かった)

  日本映画は、12月にこれから見る予定はなし(爆)。