<span itemprop="headline">1970年代（94）「戦略大作戦」（1970）</span>

　

　

　
　しばらくぶりに、「映画スクラップ帖」のメインである「70年代映画」の紹介です。

　一部、以前に「戦争映画ベスト５」で短く紹介したが、あらためて紹介するのが、
　戦争ブラック・コメディの傑作「戦略大作戦」（1970）。

　戦争映画の形を取っているものの、戦争と言うよりは、捕虜にしたドイツ兵から、
　あるところに「金の延べ棒」があるということを聞きつけたものだから、本部からの
　指令などは無視して、金の延べ棒を奪取するのが　”戦略”大作戦と言うわけだ。
　　　　　　

　

　
　「M★A★S★H」同様、戦地でこんなのあり～というような、いい加減な前線での兵隊たち。

　出てくる俳優が、「M★A★S★H」の怪優、ドナルド・サザーランドをはじめ、主役の
　クリント・イーストウッド（映画のオリジナル・タイトル「Kelly's Heroes」のケリー役）、
　スキンヘッドの名優、テリー・サバラス（TV「刑事コジャック」「女王陛下の007」）など
　曲者ぞろいとあっては、一筋縄ではいきません（笑）。

　

　戦車がバンバンと走る姿はかっこいい。

　自分たちの欲のために金の延べ棒探しに奮闘するが、結果
　は、米軍の戦果に貢献したとして、栄誉も受けるといったおまけも。
　

　ハチャメチャな戦争映画だが、ブラックが利いてスカッとする映画だった。