“ボーン”シリーズは、3作目「ボーン・アルティメイタム」にしてはじめて見た。
前2作の評判は上々であったが、いまひとつB級作品のイメージで見なかった。
今回は、予告編、批評などが良く、どんなものかと思って、まったく
過去のいきさつは知らずに、いきなり見に行った。
ソフトバンクではないが“予想外”の展開のスピード、アクション、スリルの連続で楽しめた。
マット・デイモンは、このシリーズでは、本領を発揮しているようだ。映画は、まさにコンピューター、携帯電話を駆使した、頭脳戦!
ほかの作品(「オーシャンズ11」「12」など)では、埋もれてしまっている(笑)。
人の携帯メールの画面上の内容まで拡大して、別なところから見られるというのも
すごいこと。
この映画では、スーパーマン的な動き、機敏さで戦う。
ダイ・ハードのマクレーン刑事か、「ブリット」のブリット刑事のような活躍。
なかなかかっこいい。
こんな話:記憶を失った元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)が、活躍する大ヒット・シリーズの第3作で、ボーンが、自分が何者であったかの記憶を呼び覚ますまでが描かれる。最初から、息をもつかせぬスリリングな展開。アメリカ、フランス、ドイツなど舞台はめまぐるしく変わる。
“21世紀のマックイーン”(オートバイで、階段も坂道もなんのその)
とでもいえよう。殺し屋との格闘シーンは、007以上かも。
俳優陣、特に脇役がすごい。
懐かしいアルバート・フィニー、スコット・グレンに加えて、一番印象に残るのは、CIAのチームのリーダーを演じたパメラ役のジョーン・アレンは、「目力」がある女優で、アメリカ人女性の超エリートといった印象。一分の隙もないというばりばりの役柄。理論家で、切れ者という感じ。
ジェイソン・ボーンとCIAの駆け引きが、実に面白い。
大満足の1本でした。
☆☆☆☆