普段は、自分のことを「私(わたし)」といっていますが、たまに、田舎の友人や、
学生時代の友人と電話その他で話すときは、「オレ」「おれ」「俺」を使うことが
あります。昔からの友達に「私」などと気取っていられないし、逆におかしいからです。
昨日、1年ぶりくらいに田舎の小学校、中学校時代からの友人から電話がありました。
用件は、農業ですこし数日間の暇ができたので、一度遊びに来たいというものでした。
私も2年半ほど前に、現在の「さいたま市」(旧大宮、浦和、与野などが合併)に
家を購入して引っ越してきましたが、ぜひ家も見たいし・・ということだったのです。
こちらの都合はいい、といったところ・・・。
友人は「まあ、なんでかんで今じゃなきゃあだめって言うこともねんだけんど」
ときました(笑)
しばらく、田舎(同じ埼玉の県北)の言葉を使っていませんでしたので(なにしろ、
シティ・ボーイなもので=爆)、笑ってしまいました。「そうだそうだ、そういう言い方も
あった」と。その友人は、生まれてこの方、その地域を離れたことが一度もなく、
どっぷり埼玉・田舎弁なのです。
ところで、「なんでかんで」は、もちろん、「なんでもかんでも」からきています。
「なんでかんで」=「ぜがひでも」、とか「どうしても」、といったニュアンスですね。
この友人、一生、洗練された言葉を話すことはないでしょう。
「どうしても、今でないとだめだということはないんだが」の意味でした。
「てえ、そうなん!」が一番代表的な言葉かな?(笑)