映画チラシ②「ダーティ・ハリー3」
1977年正月の公開です。
クリント・イーストウッドの大ヒット・シリーズ「ダーティ・ハリー3」。
チラシの裏には、劇場名がはんこで(「銀座東急」)。
息もつかせぬ10の見せ場が連続炸裂! のうたい文句のように、
バズーカ砲が見ものでした。
イーストウッドが「ダーティ・ハリー」で確立したヒーロー像は、イーストウッドの
ために作られたような役柄。現代の社会悪を痛快に叩きつぶすという爽快感を
われわれ観客に与え続けて成功したのかもしれません。
イーストウッドの俳優の歴史を見ると、それぞれの時代で、成功を収めてきた
稀有の人だと思います。
1950年代後半~60年代前半・・・TV西部劇シリーズ「ローハイド」
1960年代半ば~後半・・・・・・マカロニウエスタンのヒーロー
1970年代前半~後半・・・・・・「ダーティ・ハリー」によるハリーキャラハン刑事!
1980年以降~・・・・・・・・・映画・監督業、市長
1990年代~・・・・・・・・・・監督として、骨太映画を残し、監督としても成功
2000年~・・・・・・・・・・・アメリカの最も尊敬される監督・俳優に。
これだけ息の長い俳優も珍しい。
「硫黄島」「父親たち~」で健在ぶりを示したのは、まだ記憶に新しい。
まだ、活躍が続くでしょう。
この人ばかりは、テレビの吹き替えでも「許せる」(爆=山田康雄さん、納谷吾郎さん)。