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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

1970年代(88)「真夜中のパーティ」(1970、日本公開1972)

 
1970年製作(日本公開1972年2月)の「真夜中のパーティ」(原題:THE BOYS IN THE BAND)を公開時に、試写会で見た。終了後映画評論家の品田雄吉が来ていて、解説していた。
 

主演は、男9人。女性は一切登場しない。映画を見ていて、ちょっと「アブナイ」映画かなと思ったら、登場人物9人が、全員ホ○(の役)であった。

 

有名俳優は、出ておらず、たしか舞台の出演者がそのまま映画に出ていたように記憶している。「フレンチ・コネクション」(1971)で一躍有名になったウイリアム・フリードキン監督の衝撃の第1作だった。

 

当時の手帳(学生当時)には・・・
「9人の主演者が全員男ばかり。人間の奥底に潜む孤独、疎外感をうまく描いていた。
 登場人物は、曲者役者ぞろい。主演のマイケル、ユダヤ人のあばた男ハロルド、
 数学教師ハンクなど個性的な演技が光った。これまでの”問題作”をすべて過去のものにしてしまう、まったく超スキャンダラスな”超”問題作だ。人間の孤独感の極致!」

 

9人のうちで、マイケルだけは、正常の人間(ホモが異常という意味ではありません)と思われたが、実は、最後に大どんでん返しがあり、最も強烈な悲劇をラストで迎えることになる。

 

 W.フリードキン監督作品:
 
○恐怖の報酬(1977) :ロイ・シャイダー/ブルーノ・クレメル/フランシスコ・ラバル
○L.A.大捜査線/狼たちの街(1985):ウィリアム・L・ピーターセン/ウィレム・デフォー/ジョン・パンコウ
○ガーディアン/森は泣いている(1990) :ジェニー・シーグローヴ/ドワイヤー・ブラウン/キャリー・ローウェル
○クルージング(1979):アル・パチーノ/ポール・ソルヴィノ/カレン・アレン
○ランページ/裁かれた狂気(1987) :マイケル・ビーンアレックス・マッカーサー
 ニコラス・キャンベル
○英雄の条件(2000) :トミー・リー・ジョーンズサミュエル・L・ジャクソン
 ガイ・ピアース
エクソシスト(1973) エレン・バースティンマックス・フォン・シドー/リー・J・コッブ
エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000) :エレン・バースティンマックス・フォン・シドー/リー・J・コッブ
○ジェイド(1995) カルーソー/リンダ・フィオレンティーノ/チャズ・パルミンテリ
○世紀の取り引き(1983) :チェヴィー・チェイスシガーニー・ウィーヴァーグレゴリー・ハインズ
ソニーとシェールのグッド・タイムス(1967):シェール/ソニー・ボノ/ジョージ・サンダース
○誕生パーティー(1969) :ロバート・ショウ/パトリック・マギー/ダンディ・ニコルズ
○ハード・チェック(1994) ニック・ノルティシャキール・オニール/アンファニー・ハーダウェイ
フレンチ・コネクション(1971) :ジーン・ハックマンロイ・シャイダーフェルナンド・レイ
○ブリンクス(1978) :ピーター・フォークピーター・ボイルジーナ・ローランズ
○真夜中のパーティー(1970) ケネス・ネルソン/クリフ・ゴーマン/ローレンス・ラッキンビル


 ☆☆☆ (追加)




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