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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「香川照之」・・・一番乗っている演技は男優。</span>

 
 「キサラギ」後遺症はまだまだ続いています(笑)。

 俳優・香川照之は、いまノリに乗っている。
 「キサラギ」で、その本領を存分に発揮している(と思う)。
 といっても、「キサラギ」以外の映画は、ほとんど観ていませんが(笑)。
 中堅というよりは、ベテランの域に近づきつつあるようです。

 国際的にも通用するのではないかと思いました。
 活躍中の渡辺謙役所広司中井貴一らに負けていない・・。
 
 現在上映中の作品、またこれから封切りになるものでは、
 「キサラギ」(上映中)
 「憑神」(上映中)
 「アズールとアスマール
 「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
 と目白押し。

 


 香川は、東大(文)卒。1965年
 生まれ(41才)。母親は、
 女優の浜木綿子(はま・ゆうこ)。
 2歳のときに両親は離婚したが、
 父親は、歌舞伎俳優の三代目
 市川猿之助という、芸能界の
 サラブレッドだったんですね。

 




 「キサラギ」の台本を見て、このなかの ”いちご娘”役は、絶対にほかの人に
 渡したくないと思ったという(まるごと「キサラギ」1冊の本のなかで、語っていました)。

 インターネット(ブログ)は、バーチャルの世界。
 ”なりすまし”や ”別人格”の人間を演じることも、可能。
 それを実践した(?)のが、「キサラギ」の中の香川。

 キサラギ(如月)ミキ、追悼1周年の会で、熱心な如月ミキ
 ファン5人が初顔合わせをする。

 多少、ネタバレですが、ファンのほとんどが ”いちご娘”は、唯一「紅一点」の
 若くて、かわいい女性のイメージで、期待して待っていたのだが、そこに現れた 
 ”いちご娘”を名乗る人物は・・・!?(爆)

 また、その登場の仕方、行動、態度がとにかくおかしい・・・。

 「家元」は、如月ミキのファン・サイトを運営するだけあって、如月のことなら
 その情報量で、誰にも負けないと自負していたが、とんでもない強敵が、
 一人、またひとりと現れてくる・・・。「オレが、もっとも遠くにいる!
 落ち込んでしまうぅ~」と嘆く家元だが、心配ご無用?・・・。
 (9回裏、逆転サヨナラ満塁ホームラン!が待っている!!)

 映画は、始まってから、さまざまな伏線があり、最後にすべてがつながっていく。
 ストーリー・テリングの妙味というのか、脚本がすばらしい。

 こんな密室劇スタイルの映画なら、今後もどんどん見たいものです。
 香川照之にも目が離せない!