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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1作だけの俳優・・・!? しかし、その名は、記憶に。</span>

 あの1作があるために、その名を後世に残している俳優というのは結構いますね。
 
 hi6さんが、そんなテーマで取り上げていたのを思い出しました(「小さな恋の
 メロディ」のトレーシー・ハイドなど)。

 そこで、私も、思いつくままに何本かピックアップしてみました。
 ほかに作品があっても、ほとんど話題にならず、1本代表作があるため、
 その名前は、誰でも知っているという俳優です。

 その筆頭は、この人でしょう。

 ①「シェーン」のアラン・ラッド(1913-1964)

  



  大根役者とか、いわれていたようですが、167センチしかないブロンド男は、
  若いときには、マネー・メーキング・スターの10位以内に3回登場(47年10位、
  53年4位、54年6位)。やはり「シェーン」(1953)が、影響しています。
  晩年の数年間は極度のアルコール依存症で、鎮静剤の飲みすぎで死亡。

  子役が「シェーン、戻ってきて~」と叫ぶシーンに、ラッドの渡り鳥の
  ヒーロー像を見ました。
 
 ②「時計じかけのオレンジ」のマルカム・マクダウエル(1943-)

  



  「ifもしも・・・」で注目されたとはいえ、「時計じかけのオレンジ」の
  狂気の演技は圧巻でした。個性的なマスクです。

 以下、子役が3人続きます。
 子役で、大成するのは、むずかしい。

 ③「鉄道員」の子役、エドアルド・ネヴォラ(1948-)

  



  鉄道員の父を持つ少年の健気さ、つぶらな瞳のかわいさが印象的。
  200人の子役の応募の中から大役を獲得し、将来を嘱望されたものの、
  学業に専念。10本の作品をのこしているが、「鉄道員」ほどの感動
  作品はない。

 ④「エクソシスト」のリンダ・ブレア(1959-)

  



  悪魔にとりつかれた、あまり
  にも強烈な少女を演じた
  (ゴールデングローブ助演女優賞
  受賞、アカデミー賞は、「ペーパー
  ムーン」のティータム・ 
  オニールにさらわれた)。
  「エアポート75」に出演したが、
  その後消えた?(笑)。

 


 


 

 


 

 ⑤「シベールの日曜日」の
   パトリシア・ゴッツイ(1949-)→

  



  セルジュ・ブールギニオン監督のこの作品で、不幸な少女役で、評判となった。
  共演のドイツ人俳優、ハーディ・クリューガーも、代表作の1本となりました。

 ⑥「雨の訪問者」のマルレーヌ・ジョベール(1943-)

  



  美人ではなく、ソバカスだらけのような女優だったが、恐怖と物憂げな表情が
  魅力的だった。共演のチャールズ・ブロンソンの人気をさらに高めた作品でもある。

 ⑦「太陽がいっぱい」のマリー・ラフォレ(1941-)

  



  アラン・ドロンモーリス・ロネの狭間で揺れ動く女性で、「太陽が~」で、
  スター街道かと思われたが、歌などに挑戦するも、うまくいかなかったようです。

 とりあえず、このへんで。