俳優(女優、男優)の、この1本!というのがあります。
俳優の演技で見せる代表作を1本、選んで見ました。
映画の好みがかなり入ってきます(爆)。
とりあえず10本。(洋画・邦画一体)
男優:
①チャールズ・ブロンソン 「さらば友よ」
「荒野の七人」「大脱走」では、無骨で、少し不器用な男で、
脇役で終わってしまう印象だったが。
「さらば友よ」で、ヒゲ面となり、これが似合い、
以後トレードマークになった。主演のはずのアラン・ドロンが
かすんでしまったといわれるほど、男くささが、むんむんだった。
70年代初めは、年に4-5本公開されていたでしょう。忙しく
追っかけました(笑)。
②クリント・イーストウッド 「ダーティ・ハリー」
キャラハン刑事は、型破り。
言葉も乱暴で、悪に対しても、警察に対しても、妥協しない
汚れた(”ダーティ”)ヒーローだった。
③アラン・ドロン 「サムライ」
寡黙な殺し屋。台詞が少なく、ニヒル。
トレンチ・コートで襟を立て、ハットをかぶり
孤独なイメージが、ドロンをさらにクールに見せた。
④マーロンブランド 「ゴッド・ファーザー」
口に綿でも含ませたのか、頬を太めにして、髪をオールバックにし、
老け役のメーキャップ。初老のイメージだが、撮影時は、
49歳というから驚き。孫には目を細めるが、対立する
マフィアには非情。
⑤ロッド・スタイガー 「夜の大捜査線」
警察署長だが、いつもガムをくしゃくしゃ。
色の入っためがねをかけ、人種差別主義で、
にくたらしいと思ったら、人間わからないもの。
黒人刑事(シドニー・ポワチエ)に
「がんばれな」と最後には友情を。
⑥田宮二郎 「白い巨塔」
権力志向の強い、大学病院の助教授は一世一代の
名演技だった。医学の向上や、人のためより、
自身の野望が優先した。
⑦菅原文太 「仁義なき戦い」シリーズ
やくざのチンピラになりきった。
どすの利いた声、台詞で、親分にも
はむかう、凄みもあった。
⑧加藤嘉(よし)「砂の器」
ライ病で、全国を放浪。
親子の絆を好演。
⑨志村喬(たかし)「七人の侍」
百姓を救うため、七人の侍をまとめ、
冷静・沈着に、戦う様を感動深く熱演。
⑩三船敏郎 「赤ひげ」
地味な映画かと思ったら、結構アクション、迫力があり。
三船が豪快さと、人情味を表現した。
次回は、女優を行ってみます(笑)。