いまさらですが、「大脱走」(1963)。
トンネルを掘ったり、
独房で、ボールを壁に投げつけたり、
いろいろありますが・・・
バイクで、広い丘陵地帯をぶっ飛ばす・・・
スティーブ・マックィーンのためのような映画だった。
テレビの「拳銃無宿」のガンさばき(幼いころ、かすかな記憶・・・)
で注目され「荒野の七人」に抜擢。ほとんど映画界では、無名の新人。
「荒野の七人」のタイトル・シーンを見ると、順番が3番目になっている。
トップバッターは、いうまでもなく、ユル・ブリンナー。
2番手が、イーライ・ウオーラック(「ホリディ」でベテランぶり健在)。
そして、スティーブ・マックィーンだった。
ほかにそうそうたる役者がいたが・・・。
マックィーンの俳優としての将来が約束されていたかのように・・・。
「大脱走」では、文句なく主役!
そして、あのオートバイの逃げっぷり!
マシンが、荒野を疾走するさまは、爽快そのもの。
マックィーン人気は、不動となった。
そのバイクの一シーンはこちら:http://www.youtube.com/watch?v=deFvKr1BvP4
画面が横にだだっ広い。それがまた魅力(笑)。
音楽も軽快そのもの。
映画音楽のスタンダードの一角で不動。
いやあ、マックィーンは、かっこいい!(笑)。
根底は、反骨精神でなかったか。
そして、スタントを嫌い、すべて自身でこなした。
車好きは有名だった。
あの「栄光のル・マン」耐久レースも、自身で取り組んだ。
負けず嫌いはあったろう。
不良で、孤児同然で、少年院で苦労した生い立ちに起因すると言われる。
50歳で亡くなったのは惜しい。