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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(76)「さらば荒野」</span>



 「さらば荒野」(1970、日本公開1971、原題:Hunting Party)。
 
 キャンディス・バーゲンジーン・ハックマン、オリバー・リード出演の異色西部劇。
 無学な無法者が、文字を習いたいために女の先生を誘拐し、無法者と女教師が心を
 通わせてしまい、最後は、追っての一群からの発砲でともに死んでしまうという
 ストーリー。
 
 オリバー・リード扮するフランク・コールダーは、無法者グループのリーダー。無学で無口な男
 だが、生まれながらにして統率力にはたけていた。読み書きさえできれば、もっと素晴らしい人生が
 開けるだろうと思っていた。

 無法者たちは、テキサス州ルーガー郡に入ると、保安官の、ここからすぐに出て行けという警告も
 無視して横暴に振る舞った。コールダーは、ある学校を見つけ、そこには美しい先生が子供たちに
 ABCを教えていた。これこそ、コールダーが待っていた人間だと、その女教師を誘拐してしまう。

 しかし、実はこの女は、教師ではなく、この町の有力者ブランツ・ルーガー(ジーン・ハックマン)の
 妻メリッサ(キャンディス・バーゲン)だったのだ。ルーガーは、サディストだったが、メリッサは
 彼を理解して、よくつかえていた。しかし、彼にとって妻が無法者に連れ去られたことは侮辱でしか
 なかった。彼は無法者たちの皆殺しを誓う。

 メリッサは逃がしてくれと懇願したが、コールダーはどうしても字を教えろといってきかなかった。
 彼はメリッサの暖かとみじめな状態に心を動かされ、メリッサも次第に動揺し、ほとんど本能的に
 身を任せてしまった。翌日、彼女は自責の念に苦しんだが、自分がこの強くで不思議な男に惹かれて
 いることも感じていた・・・。
 
 追っ手と、無法者集団との銃撃戦が繰り広げられ、壮絶なシーンで、幕を閉じる。

 この映画での、キャンディス・バーゲンの美しいこと。1970年前後のキャンディス・バーゲンは、
 アメリカ女優の若手ナンバーワンの地位にあり、多くの映画に主演していた。当時の「ロードショー」
 「スクリーン」といった映画雑誌では、人気女優のトップ3は下らなかったように記憶しています。
 オリバー・リードは、野性的な中にも人間味あふれる温かみのある演技を示した。

 映画の中のシーンでは、望遠鏡つきのライフルで800メートルも先の人間を撃ち殺すという
 シーンなどは驚きだった。血の吹き出すシーンも、当時では、リアルそのもの。キャンディス・
 バーゲンの魅力全開の新しいタイプの西部劇だった。