(名演技のロッド・スタイガー=右)
「続・夜の大捜査線」(1970年)は、前作から3年後の製作、公開。
原題は、They Call Me Mister Tibbs! (敬語を使っているところが、ミソでしたね)。このタイトルは、映画のタイトルとしては、好きなタイトルの一つですね。この言葉は、いうまでもなく、1作目のオリジナル「夜の大捜査線」(1967)に連動しています。「夜の大捜査線」で、ティッブス刑事が言うせりふから取ったったものです。なかなか、にくいです。
「夜の大捜査線」では、米国北部フィラデルフィアの殺人課の敏腕刑事、ヴァージル・ティッブス刑事(シドニー・ポワチエ)が、南部ミシシッピー州の田舎町にやってきた時に、たまたま殺人事件が起こり、誤認逮捕されます。問答無用で連れてこられた警察署で、所長(ロッド・スタイガー=アカデミー賞主演男優賞)と言い合いになり、そこで所長がフィラデルフィア警察に問い合わせて、ティッブスが優秀な刑事だと知ることになり、いやみたっぷりに、・・・・・
「そんで、お前さん、向こう(フィラデルフィア)じゃあ、一体何て呼ばれてたんだい」に対して、ヴァージル・ティッブスが応えたのがこのセリフだったのでした。
(決めセリフ:My name is Bond. James Bond.並みの・・・(笑))
ミスター・ティッブスと人は呼んでいたよ!
うーーン、とうなるしかない、すごいセリフでした。
所長もこれを聞いても、ガムをくしゃくしゃかんでいただけだったか(笑)、忘れましたが、最後には、握手を交わすまでになる、友情(正面には出さないものの)が生まれるわけで、かっこいいですね。
ところで、シリーズの第2作は、1作目とは、がらりと変って、ティッブス刑事は、困難な障害(人種差別)もなく、颯爽と事件解決に取り組みます。トレンチ・コート姿で、機敏に行動する姿がスマートです。
アパートの一室で女性が殺されるという事件が発生。捜査を担当したティッブスは、彼の親友に疑惑を持つ・・・。「夜の大捜査線」のキャラクターを借りてはいるが、ストーリーなど、前作に遠く、及ばず、残念。殺された女性の調査で、残された情事のあとの痕跡を手がかりに、犯人に迫っていくという、ティッブス刑事の活躍するドラマ。マーティン・ランドーが、いい味を出していました。
このあと、第3作「新・夜の大捜査線・霧のストレンジャー」(1972)が公開されましたが、こちらは麻薬密輸組織と戦う話でした。
結論:シリーズもので、第1作を超えるのはむずかしい(笑)。同等、または超えたのは、「007」シリーズ(第2作目)、「ゴッドファーザー」くらいか。

