↑「M」に主演したピーター・ローレ
映画のタイトルで、一文字の映画は、結構あります。
スペンサー・トレーシーの「山」、私(fpd)の最大のお気に入り作品「Z」。
そして、俳優(この映画のピーター・ローレ)の演技のすごさという点では、この「M」に匹敵するのは、「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンくらいでしょう。ペーター・ローレといえば、ハンフリー・ボガートの大傑作「マルタの鷹」で悪役として登場し、その存在感を示しています。「カサブランカ」「八十日間世界一周」などに出ています。
「M」(1931)は、フリッツ・ラング監督のドイツ映画の傑作といわれています。
”ドイツ・デュッセルドルフの吸血鬼”という連続殺人事件を基に作られたサイコ・
サスペンスの原点となる作品ということです。誰かが、犯人の背中にM(Murder=殺人者の頭文字)の文字の目印を付けるわけですが、そこから話がどんどんと進み、サスペンスが盛り上がっていきます。連続少女殺人事件の犯人を警察が躍起になって探しているが捕まらないのを見て、警察と対立する犯罪組織も警察の鼻を明かしたいが為に浮浪者を使って犯人の捜索をすることになります。
犯人の癖は口笛を吹くこと。盲目の風船売りがそれに気づくというものですが・・・。
犯人が、あるとき、鏡を見て、自分の背中に ”M”の文字を発見したときのピーター・ローレの顔の表情・・・俳優ってすごいですね(笑)。
サスペンスがお好きの方は、お勧めです。
