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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(57)「ロッキー」</span>



 シルベスター・スタローンという俳優は、正直なところあまり好きになれない俳優の一人ですが、
 この「ロッキー」だけは別でした。ぼろぼろまで、闘いきる男のすごさが、感動させました。
 シルベスター・スタローンは、この映画でスターとなりました。
 
 元来、ボクシングにあまり興味はありませんが、ボクシング映画では、この「ロッキー」
 「ボクサー」(ジェームス・アール・ジョーンズ)には、興奮しました。

 「ロッキー」のあのテーマ曲は、あらゆる場面で使われるほどスタンダードになり、
 音楽を聴くと、あのスタローンのリングへの登場シーンが蘇ります。ボクシングの宿命ですが、
 顔中、傷だらけになった表情は眼に焼きつきます。
 
 日本での公開は1977年4月。
 映画の主人公であるロッキーは、生きがいを持てずに、さまよい続けていましたが、ボクサーとなり、
 一夜にして栄光をつかむことになります。ちょうどシルヴェスター・スタローンがスターになった
 という事実にかぶさります。奥さん役のタリア・シャイア(「ゴッドファーザー」でも長男の奥さん
 役を演じていた)が、ひたむきで、印象に残りました。
 
 作品は、大ヒット。テーマとして「愛」「友情」「努力」を扱い、社会的弱者の立場から描いた
 この作品は、世界中の若者に大きな影響を与えたといえるかもしれません。ボクシング映画という
 よりも、ヒューマン・ドラマと位置付けられる作品となっていました。
 これも、シリーズ化されましたが、第1作目が強烈で、二作目以降は、見ていません(笑)。