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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">今日8月24日は、溝口監督の没後50年だそうです。</span>



                     ↑上、田中絹代に演技指導する溝口監督
                      下、雨月物語の1シーン

 日本映画の、いや世界の大監督といわれた溝口健二監督が、亡くなって、今日8月24日で、
 満50年だそうです。むずかしい監督論、演技論は、ほかの詳しい方にお任せします。
 
 溝口健二(1898-1956年)は、日本の映画監督として黒澤明小津安二郎と並ぶ三大巨匠の1人に
 数えられています。 日本映画界に、燦然と輝く大監督が、50年前の今日、まだ若い58歳で
 亡くなりました。 
 
  「赤線地帯」が遺作だったんですね。
 ビデオを持っています。あの時代の、夜の女(京マチ子ほか)の生態が、活写されています。
 当時としては、センセーショナルであったと想像できます。すごい映画でした(笑)。

 ベネチア国際映画祭では、1952年から3年連続(「西鶴一代女」「雨月物語」「山椒大夫」)
 で、賞を受賞するという快挙も。

  "女性の生き様”、美しさ、けなげさを追求 したのだとか。
 リアリティを確立したとも言われます。1シーン、1カット(クレーンで、俳優の動きを、
 3分間も捉え続けるなど、画期的だったといわれます)。一人がNGを出すと、すべてやり直し。

 じっくり観ていないので、この際、DVDも発売されるようですし、9月~10月 にかけて、溝口健二特集が、東京・恵比寿のガーデンシネマで開催されるようなので、何本かは、観に行きたいと思います。

 ハリウッドのお金をかけた大作も、それはそれですばらしいですが、本当の人間(特に
 日本女性の美を追求した)を描いた、溝口作品を、じっくり観てみたいですね。

 作品:
 滝の白糸(1933)
 折鶴お千(1935)
 浪華悲歌(1936)
 祇園の姉妹(1936)
 残菊物語(1939)
 元禄忠臣蔵(1941-1942)
 歌麿と五人の女たち(1946)
 女優須磨子の恋(1947)
 夜の女たち(1948)
 我が恋は燃えぬ(1949)
 お遊さま(1951)
 西鶴一代女(1952)
 雨月物語(1953)
 山椒大夫(1954)
 噂の女(1954)
 近松物語(1954)
 楊貴妃(1955)
 新・平家物語(1955)
 赤線地帯(1956)