fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">女優(11)「グウィネス・パルトロウ」</span>




 グウィネス・パルトロウ(1972年生まれ、33歳)。

 1991年ジョン・トラボルタとの共演作「過ぎ行く夏」で映画デビュー。

 代表作は、なんと言っても「恋におちたシェークスピア」。

 第71回アカデミー賞の作品賞、脚本賞、主演女優賞ほか7部門を獲得したロマンティック・
 ラブストーリーの傑作。アイディアがよかったですね。シェイクスピアも、普通の人間だった
 というので、説得力がありました。

 1593年のロンドン。まだ芝居小屋の座付作家だった若き日のシェイクスピアは、ある日夜会で、
 裕福な商家の娘ヴァイオラと出会い、一目で恋に落ちる。実はヴァイオラは芝居好きが高じて、
 男装してシェイクスピアのお芝居のオーディションに受かっていた女性だった。

 現実の恋物語と劇中劇の「ロミオとジュリエット」が、テンポよく交錯していく筋立てが
 すばらしい。そして自分の主張をもち、行動力があり、慈愛に満ちたヒロインを演じる
 グウィネス・パルトロウが実に魅力的。まるで彼女の全身から恋の高揚感があふれだし、
 映画のなかで舞っているようである。美術や衣装もすばらしく、映画的醍醐味が堪能できる
 作品となっている。

 そのほかでは「ダイヤルM」(原題は、A Perfect Murder)が印象に残ります。
 携帯電話の時代に、ダイヤルを廻す、というのもおかしいですからね。
 オリジナル版「ダイヤルMを廻せ」(1954年、ヒッチコックの傑作)のリメイク。

 恋人(ヴィゴ・モーテンセン)と共謀して、旦那(マイケル・ダグラス)を殺害しようと
 企てる、怖いサスペンス映画でした。

 これは、アメリカのダイヤル式あるいはプッシュ式の電話を見ればわかりますが、
 0-9の数字の下に、1(A、B、C)、2(D、E、F)・・・というふうにあります。
 電話番号を覚えやすくするために、あるいは宣伝などで、数字の代わりに、
 「ASU-1234」などというように使っているようです。
 その中の、「M」だったわけですが、オリジナルの原題は「Dial M for Murder」
 (=殺しの番号Mを廻せ)でした。

 「太陽がいっぱい」のリメーク版「リプリー」では、マット・デイモンジュード・ロウ
 ケイト・ブランシェットらと共演していましたが、オリジナルと比較すると、物足りないという
 気がしました。あちらは、A.ドロンの傑作ですから、仕方がないですね。

主な出演作品:
■「スカイキャプテン-ワールド・オブ・トゥモロー」(2004年)
■「ハッピー・フライト」(2003年)
■「シルヴィア」(2003年)
■「抱擁」(2002年)
■「愛しのローズマリー」(2001年)
■「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001年)
■「アニバーサリーの夜に」(2001年)
■「偶然の恋人」(2000年)
■「デュエット」(2000年)
■「リプリー」(1999年)
■「大いなる遺産」(1998年)
■「ダイヤルM」(1998年)
■「恋に落ちたシェイクスピア」(1998年)
■「沈黙のジェラシー」(1998年)
■「スライディング・ドア」(1997年)
■「大いなる遺産」(1997年)
■「Emma エマ」(1996年)
■「ハッピーブルー」(1996年)
■「ジェファソン・イン・パリ 若き大統領の恋」(1995年)
「セブン」(1995年)
■「ジェファソン・イン・パリ」(1995年)
■「ムーンライト&ヴァレンチノ」(1995年)
■「ミセス・パーカー ~ジャズエイジの華~」(1994年)
■「冷たい月を抱く女」(1993年)
■「過ぎ行く夏」(1991年)
■「フック」(1991年)