喜劇映画としては、チャップリンの名作
(「街の灯」「モダンタイムズ」「独裁者」ほか)
などが、笑いとともに、感動を与えますが…
大笑い、おかしくて涙がでるほど、
→お腹の皮がよじれる← ほど笑った映画
は、この映画しかない。
(劇場で見た映画の本数は、控えめに1,500+本くらいですが、
まずこの映画は、おかしさNo.1の映画で、本当におもしろい!)
砂漠のハイウェイを猛スピードで走っていた車が谷に
転落してしまう。現場に居合わせた4台の車から5人の男が
助けに急行すると、男は「州立公園に35万ドルの大金が
埋まっている」と言い残して死んでしまう。
ある形をしたものの下に、それはあるというヒントを残して…
(その形については、言えませんが…)
さあ、こうなったら、人間の欲・本性が丸出しとなり、
われさきに、そこを探しに出かけるのですが、他人を蹴落とし、
邪魔し、出し抜き、金に目がくらむと、おそろしいのは、人間…
スピード違反を取り締まるはずの5人の警官までをも
巻き込んで、35万ドルの場所を必死で探すが…
痛烈なスラプスティック・コメディーといえましょう。
できるなら、大画面でもう一度見たい映画の1本です。
1963年度米映画
原題:It's a mad,mad,mad, mad world.(madが4回なのですね)
監督・製作: スタンリー・クレイマー
音楽: アーネスト・ゴールド
タイトルデザイン: ソウル・バス(おお、あの
「ウエストサイド物語」の)
出演はなんと豪華なことか。
スペンサー・トレイシー
ミッキー・ルーニー
ジェリー・ルイス (懐かしい!)
シド・シーザー
ミルトン・バール
ジョナサン・ウィンタース
ディック・ショーン
ピーター・フォーク (あの、コロンボさん)
エセル・マーマン
ドロシー・プロヴァイン
バスター・キートン (この時まだ、生きていました)
ジョー・E・ブラウン
ザス・ピッツ
ジム・バッカス
ジャック・ベニー
アンディ・ディヴァイン
ジミー・デュランテ
ノーマン・フェル
ポール・フォード