↑上:「サヨナラおじさん」といわれた淀川さん
下: 落ち着いた解説の品田さん
かつては、テレビの洋画番組には、それぞれ
解説者がいて、映画について熱っぽく語り、
見る前から、「おもしろそうだな」と画面に
食い入ったものでした。
「日曜洋画劇場」は、 淀川長治さん、
「月曜ロードショー」は、荻昌弘さん、
「水曜ロードショー」は、水野晴郎さん(途中降板)、
「金曜ロードショー」は、高島忠夫さん、水野晴郎さん、
「名作劇場」(タイトル?)(東京12チャンネル)では、
品田雄吉さん、
「土曜映画劇場」(NET、現テレビ朝日)では、
増田貴光さん
などが、個性豊かに解説していました。
淀川さんは、名調子で、「まあ~すごいですよ。」
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と人気を集め
お年でもあり、亡くなられました。
荻(おぎ)さんは、いかにも知的で、噛んで含むような
わかりやすさで解説。
水野さんは、警察官の資格もあるとか。ご自身で、
映画も撮られて、活躍されています。
高島さんは、舞台の大スターで、一時身体をこわされて、
降板したと記憶しています。
品田さんは、ひげが特徴で、淡々とした語り口で、
今は大学の先生をされています。
増田さんは、「それでは、また来週 ”あなた”と
お会いいたしましょう!」と画面に向かって
視聴者に指をさし、かっこいい
きめ台詞でしたが、信じられないトラブルなどが
あり、消えて行きました。初代パックイン・ミュージック
(TBSラジオ)のパーソナリティだったそうです。
私は、野沢那智、白石冬実はよく聞いていましたが。
今は、コメンテーターでは、何人かおりますが、
特定の洋画劇場では、前面に出ている人は、
いないのではないでしょうか。
ナレーションのみのようです。
ちょっと、昔を知っているものとしては、
さみしいですね。