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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代⑫「ジーザス・クライスト・スーパースター」</span>


1970年代⑫「ジーザス・クライスト・スーパースター

新たな「ロック・オペラ」ミュージカルの誕生だった!

その後のロック・オペラの流れを作った記念すべき傑作! 劇場で見た。
 
監督のノーマン・ジュイスンは、傑作刑事映画「夜の大捜査線」(1967年)をはじめ、翌年の、あのスティーブ・マックイーンの犯罪映画の傑作「華麗なる賭け」を作ったかと思うと、ミュージカル映画のこれまた金字塔「屋根の上のバイオリン弾き」(1971年)も撮ってしまうという、優れた作品を監督している。

この「ジーザス・クライスト・スーパースター」の歌と踊りを観たときは、歴史的ミュージカル映画の傑作「ウエストサイド物語」の興奮を上回るものでは・・・と思った。

役者は、ほとんど無名。(傑作という言葉を、安売りしすぎたようです。しかし、傑作です!)

ジーザス・クライスト・スーパースター
原題:Jesus Christ Superstar
製作国:アメリ
製作年:1973
監督: ノーマン・ジュイソン
製作: ノーマン・ジュイソン
ロバート・スティグウッド
原作: ティム・ライス
原作戯曲: ティム・ライス
脚本: ノーマン・ジュイソン
メルヴィン・ブラッグ
撮影: ダグラス・スローカム
音楽: アンドリュー・ロイド・ウェバー
キャスト(役名)
Ted Neeley テッド・ニーリー (Jesus_Christ)
Carl Anderson カール・アンダーソン (Judas_Iscariot)
Yvonne Elliman イボンヌ・エリマン (Mary_Magdalene)
Barry Dennen バリー・デネン (Rontius_Pilate)
Bob Bingham  (Caiaphas)
Larry T. Marshall  (Simon_Zealotes)
Josh Mostel ジョシュ・モステル (King_Herod)
Kurt Yaghjian カート・ヤハジアン (Annas)
Philip Toubus フィリップ・トウバス (Peter)

イエス・キリストの最後の7日間を描き、3年前から世界的にレコード、舞台がヒットしていたロック・オペラの映画化。監督は「屋根の上のバイオリン弾き」のノーマン・ジュイソン、作曲はアンドリュー・ロイド・ウェバー

<序曲> 
ここは暑熱のナゲブ砂漠、そこに鉄製の足場が築かれていた。遥か遠くに砂埃が舞い上がり、その中から1台のバスが現われた。バスには50人の若者の他、衣装や小道具が山と積まれ、屋根には大きな十字架がのせられていた。若者たちは各々衣装をつけ始めた。その中には短いヒゲをはやしたテキサス人がいた。この作品でイエス・キリストに扮するテッド・ニーリーである。

<彼らの心は天国に> 
 ユダヤの荒野でユダ(カール・アンダーソン)が1人ぼっちで考えてる。使徒の1人がイエスにユダの思い上がりを改めさせるように頼むが、すでに2人は遠く離れすぎていた。
<なにがおこるのですか> 
 寺院のような地下のほら穴で、使徒や女たちが、エルサレムへ行くまでのことを心配してイエスを悩ませた。彼らには何も分かっていない。分かっていたのは、イエスの額の汗をぬぐっているマグダラのマリア(イボンヌ・エリマン)だけだった。
<はっきりさせよう> 
 その頃、カヤパ大司祭の家を司祭長のアンナスが訪れて談合をしていた。ガリラヤからきた男をほっておくことはできない。ここの法と秩序は彼らなのだ。そして彼らはついに決心した。
<イエスは死ぬべし> 
 廃虚の足場の上で、長老たちが協議し、カヤパ(ロバート・ビンガム)からの指示を待っていた。この”バカものどもの英雄”は危険である。人々をこれほど狂信的にさせる以上、衛兵を呼ぶ必要があるかも知れない。しかしカヤパの宣言はもっと徹底していた。”イエスは死ななければならない”
<熱心党シモン> 
 イエスの1番の指示者はシモン・ゼラト(ローレンス・マーシャル)である。人々が熱狂的になるように仕向け、イエスには布教に政治を盛り込むようにすすめる。
<ピラトの夢> 
 総督ピラト(バリー・デネン)は恐るべきガラリヤびとのために、彼が持つ政治権力をむしばまれていた。
<私はイエスが分からない>
  自分を慕う者たちへの心労、敵からの脅威、癩病たちの扱いなどに疲れ果てたイエスは、野営地に帰ってマリアの世話を受けた。彼が眠りにおちると、マリアはこの不思議な男への愛を感じた。傍にいるだけで、自分は別人になったような気がするのだ・・・。

 もう一度、劇場で見てみたい映画の1本です!


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