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<span itemprop="headline">1970年代⑥「フレンチ・コネクション」</span>


1970年代⑥「フレンチ・コネクション

 カーアクションものでは「ブリット」(1969年)と並ぶ傑作。

 1971年度のアカデミー賞で「作品賞」「監督賞」(ウイリアム・フリードキン)「主演男優賞」(ジーン・ハックマン)「脚色賞」「編集賞」など主要5部門を獲得した。車の追跡シーンは、伝説的。ジーン・ハックマン最大の当たり役で、続編「フレンチ・コネクション2」(1975年)も製作された。

 アメリカ映画で主演を演じる役者は、二枚目が多かったが、この映画のジーン・ハックマンの登場で
 ゴツゴツした、およそ二枚目とは言い難い役者が、主演を演じたのは驚きだった。

(内容)
 フランスのマルセイユで刑事が1人殺された。
 同じ頃、ニューヨークのブルックリンでは、通称ポパイと呼ばれるドイル刑事(ジーン・ハックマン=柄の悪さの演技でアカデミー賞主演男優賞をゲット!)と相棒のラソー刑事(ロイ・シェイダー=いい味を出してます!)が、麻薬の売人狩りに躍起になっていた。2人は、とあるクラブで金使いのあらい男を見つけ、クサイとにらんだ。そのイタリア人の男はサル・ボカ(トニー・ロー・ビアンコ)といい、やはり麻薬ルートとつながりを持っていた。

 一方、マルセイユの港では刑事を射殺した殺し屋ニコリ(マルセル・ボズフィ=「Z」でも柄の悪い役を好演)が、フランスの実業家シャルニエ(フェルナンド・レイ=大物ぶり!)と密談していた。シャルニエはテレビ・スターのアンリ(フレデリック・ド・パスカル)を使って、アメリカの麻薬ルートとのコネクションを図っていた。ドイルとラソーは、サルを洗っていくうちに仇敵の麻薬商人のワインストックと、シャルニエを捜査線上に描き出していた。それから、ドイルたちのシャルニエに対する執拗な尾行が始められるのだった・・・・・。

 (見所)
 高架線の上と下で、暴走する地下鉄と自動車のすさまじい競走が繰り広げられる。
このアクションシーンは、「ブリット」と双璧! ジーンハックマン演じるポパイ刑事は、常にガムを噛み、悪態をつき、短気な性格演技が、光っていた。 

フレンチ・コネクション
1971年米作品
監督 : ウィリアム・フリードキン
製作 : フィリップ・ダントニ
製作総指揮 : G. David Schine
原作 : ロビン・ムーア
音楽 : ドン・エリス

キャスト:
ジーン・ハックマン
フェルナンド・レイ
ロイ・シャイダー
トニー・ロ・ビアンコ
マルセル・ボズフィ (「Z」にも出ていた)


☆☆☆☆