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<span itemprop="headline">1970年代③「屋根の上のバイオリン弾き」</span>


1970年代③「屋根の上のバイオリン弾き

「ウエストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」などとともにミュージカルとして、個人的な好みランキングで上位に来る作品。

ロングラン舞台を重ねたミュージカルの映画化。
舞台で主演を務めたトポルが映画でも主役を演じた。
老境に入っている役柄を当時35歳のトポルが、人情味全快で演じているのに感動した。

(内容)
 物語の舞台はロシアのウクライナ。貧しいユダヤ系ロシヤ人のテビエ(トポル)はユダヤの伝統を重んじ、生活の規範をユダヤ教の教えの通りに生きてきた。テビエには5人の娘がいた。

 しかし、テビエの悩みは、次々と娘たちが伝統から外れた恋や生き方を選び、確執の中で家を出ていってしまうこと。父親としての寂しさも深くなっていた。おりしもロシア革命などの激動の時代の波が高波のように押し寄せ、デビエなどの一庶民の生活は強風に吹き散らされていくのであった。

 ついには、ユダヤ人の国外追放令により、テビエ一家も故国と思っていたロシアの地を異邦人として追われていく事になる。そして、失意の内に去っていくテビエたちの後を、いつも屋根の上で哀しげな曲を奏でていたバイオリン弾きがトボトボついていくのだった・・・・。

 オープニングに流れる「トラディッション(伝統)」の音楽もすばらしいが、極めつけは「サンライズ・サンセット」。そのほか「もし金持ちなら」など感動的な名曲も多い。

繰り返し見た映画の1本だ。

屋根の上のバイオリン弾き
(FIDDER ON THE ROOF)
1970年米作品
監督:ノーマン・ジェイソン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
(バイオリン独奏)アイザック・スターン
出演:トポル
ノーマン・クレイン
ロザリンド・ハリス
レイモンド・ラブロック


☆☆☆☆