泣いた映画のトップ5。「砂の器」は別格(笑)。
(1)「ひまわり」
・・・ソフィア・ローレンのラスト・シーンの涙演技に、同じように涙が溢れ。劇場も、その辺が分かっていて、映画終了後も、明かりを赤々としなかったのがサービス?トイレに駆け込んで、赤くなった目を
洗って、次に劇場で並んでいる人に「泣いてる!」と思われないように(思うわけないか)外に出たのであった。ソフィアローレンとマルチェロ・マストロヤンニのコンビは、それ以来、過去に遡って、「昨日今日明日」「ああ結婚」などを見て、ますます、ソフィア・ローレンて、すばらしい役者だと感じた次第。
(2)「鉄道員」(注:日本のでなく、イタリアの名作)
・・・監督で主演のピエトロ・ジェルミと、子役の演技に泣かされた。家族の絆の描き方、音楽もいいですね。リアルタイムでなく、リバイバルで見たもの。
(3)「ある愛の詩」
・・・白血病で恋人を亡くした主人公(ライアン・オニール)が回想する映画。その死ぬまでの思い出がつづられて行くわけだが、泣かせますね。なくなった恋人に「愛とは決して後悔しないこと」と言うせりふが、当時流行った。その後、ライアン・オニールの別の映画「おかしなおかしな大追跡」というのがあって、この中で、ラストシーンで、バーブラ・ストライサンドから「愛とは決して後悔しないことよ」と言われ、「馬鹿なせりふだ」と受け応えるオニールのおかしさ。そういいながら、「続・ある愛の詩」を撮っているではないか。
(4)「幸福の黄色いハンカチ」
・・・主人公(高倉健)が刑務所から出て、数年ぶりに家に帰るわけだが、もし奥さん(倍賞千恵子)が待っているのならハンカチで合図をしてくれ、というものだったと思う。ないだろうな、と思いつつも、またためらいつつ家に近づいていくと・・・洗濯物の干し竿にかかっているではないか、黄色いハンカチが(それも1枚や2枚でなく、世界の国旗のオンパレードのようにたくさん)、なんという演出のうまさ。目頭が熱くなるのは、止めようがなかったですね。
(5)「ニュー・シネマ・パラダイス」
・・・リアルタイムで見た映画としては、個人のベストワン映画である「Z」で、カメラ記者を演じていた若きジャック・ぺランが初老の味のあるところをみせ、制作も担当したというこの映画は、暖かい涙があふれる映画でした。フイルムを回していた映写技師の回顧の映画(ラブシーン部分などは、禁止されていた時代にその部分だけ、フイルムを切り取っていて、後につなぎ合わせてくれるというものだったと思う)。
笑わせる「抱腹絶倒」ものベスト5
(1)<「おかしな、おかしな、おかしな世界」
・・・人を喰ったタイトルだが、堅物役が多いスペンサー・トレーシー(代表作「招かれざる客」)のまじめなおかしさ。回転する機械の乗り物だったか、人間がびゅんびゅんと周りに吹っ飛ばされる、これでもかこれでもかというおかしさに、腹を押さえるのに苦労した記憶がある。機会があれば、もう一度みたい映画の1本だ。
(2)「街の灯」
・・・感動作品で、泣かせる映画でもあるが、チャップリンのボクシング演技、選手になったり、審判になったりのおかしさ、また、随所に見せるしぐさ、演技に笑わせ、感動させられる。
(3)「モダンタイムス」
・・・これもチャップリン映画で、流れ作業の職人で、役目はボルトを締めるだけ。ちょっと息を抜くとベルト上の部品が流れていってしまう。それを追って、機械の中に人間も歯車となって、流れてしまう。
地下鉄から人があふれ出る様は、一瞬動物(豚だったか)にフラッシュバックされ、今の社会を予見したかのよう。
(4)「チャップリンの殺人狂時代」
・・・これもチャップリン。ヒトラーと同世代で、ヒットラーを批判した映画を作った勇気。ちょび髭もそっくりさんで、風刺映画の最高峰か。
(5)「寅さんシリーズ」
・・・年中行事(ほぼ年2回公開)となっており、どの作品も、今はなき渥美清が笑わせてくれました。
「それをいっちゃあーおしめえよ」「粋な姉ちゃん、立ち小便」「結構毛だらけ、猫灰だらけ」など
名せりふ(?)も多数生まれた。

