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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★「映画クイズ」ウォーミングアップ①(俳優編:「私は誰でしょう?」)

今月下旬くらいに「映画クイズ」第2弾を行う予定ですが、まずはウォーミングアップです。比較的最近の写真から「【1】【2】【3】は誰でしょう?」です。

明日(翌日)ヒントを出します。

■ヒントなしで正解:3点 ■ヒントで正解:2点 ■外れた場合、参加賞:1点

 

■問題【1】

「昔は歌って踊っていたわ。今年公開の映画にも出演しているのよ。」

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■問題【2】

「ミュージカルに出演したこともあるけど、ある映画でボクは日本でも大変な人気だったな」

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■問題【3】

「オレは今はすっかりおっさんだけど、わかるかい。すぐにわかっちゃいそうだな」

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■「回答」はこちらに

fpd2.hateblo.jp

 

■得点(途中経過)

ジーナさん:8点【1】【2】ノーヒントで正解!(【3】ヒント後正解)

らんぷさん:8点【1】【2】のノーヒントで正解!(【3】ヒント後正解)

ぴくちゃあさん:6点:【1】【2】【3】3問正解!(ヒント後)

熊本ミノルさん:5点【1】ノーヒントで正解!【2】ヒント後正解。

たっふぃーさん:3点(3問参加=1x3

 

映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)を見る。

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」( 原題:Spider-Man:  Far From Home、2019)を見る。監督はジョン・ワッツ、主演はトム・ホランド。共演は、ジェイク・ギレンホール、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンセイヤ、マリサ・トメイほか。

マーベル・コミック」原作のスパイダーマン」の実写映画化作品としては第7作目。再リブートシリーズとしては「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)に続く第2作目となる。CG、VFXを駆使したスペクタクル・アクションは度肝を抜く迫力。

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ピーター・パーカー(トム・ホランド)は夏休みに、親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちとヨーロッパ旅行に出かける。

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しかしそこに待っていたのは、元S.H.I.E.L.D.長官・ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だった。 

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迫りくる新たな脅威を察したニックは、スパイダーマンの力を必要としていたのだ。目の前に立ちはだかる脅威にピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。

ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、“水”や“火”など自然の力を操るクリーチャーたち。

ベネチアで“水”のエレメンタルズの襲撃を受けた際には(コスチュームを部屋に忘れたため)手近な仮面で誤魔化しながら塔の倒壊を防ごうと必死。プラハでは“火”のモンスターと激闘。観覧車に取り残されたネッドとベティを救おうと奮闘する。

世界に脅威が迫る中、ニックはミステリオ(ジェイク・ギレンホール)をピーターに引き合わせる。異次元から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。

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そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機にどう立ち向かうのか・・・。

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CG、VFXを駆使したスペクタクル・アクションと、3D趣向を追求した空間演出、一筋縄ではいかないプロットが炸裂。さらに思いがけない重責に揺れるピーターと、彼を支える仲間たちとのユーモラスな関係性も見事に描かれる。

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初期のころの「スパイダーマン」と配役もだいぶ変化して(若返り)とまどう。また「マーベル・コミック」の実写映画として、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)としては第23作品目の映画。

その「フェイズ3(第3シーズン)」および、2008年公開のMCU第1作「アイアンマン」から始まった「インフィニティ・サーガ」の最後を飾る作品でもある。「アイアンマン」の主人公トニー・スタークについてのシーンもある。ピーターは、スタークのの遺品である人工知能「E.D.I.T.H.(イーディス)」を宿した眼鏡を手渡され、アイアンマンの後継者に指名されたが、ピーターはベックからの共闘の申し出も断り、残り2体となったエレメンタルズとの対決を彼らに任せ、自らは旅行に戻ってしまうという展開だった。

最後のエンディングロールのあとに「おまけ」映像があった。次回作への布石であるようだ。マーベルコミックは、ド派手な映像をを見せてくれるが、幅広い客層をターゲットにしているようで、やや食傷気味。このシリーズももう満腹といったところ。

 

 

 

 

★「SHOW(翔)タイム」続く:大谷翔平の”一挙手一投足”に大注目。

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米大リーグ・エンゼルス大谷翔平のまさに”一”が連日、米国でも話題になっているという。今朝のテレビの情報番組でも紹介があった。

そのすごさを勝手にまとめてみた。

■そのスゴさ1:ホームランの飛距離

楽々130メートルの飛距離を飛ばし、解説者に冗談で「月まで届くほど」と言わしめた。バットの先で軽く当てただけでホームラン。

■そのスゴさ2:俊足

投打の二刀流が話題だが、イチロー選手並みの盗塁の足の速さ。デッドボールで出塁した後、ピッチャーが投げた瞬間に走り、キャッチャーにボールが届いて、キャッチャーが投げる気力も失うほど、すでに二塁の近くにいる。

■そのスゴさ3:性格のよさ。ジェントルマン

打者が打った球が投手(大谷)を直撃し、グローブでとらえ、いちどファンブル(浮き上がる)が、落ち着いてグラブに収める。一塁に向かって走っている選手に「I'm sorry」(獲っちゃって)悪かったね、というと、相手選手も笑顔で「こちらこそ」と答えていた(笑)。

■そのスゴさ4:実況アナも片言の日本語を使うほど大谷をリスペクト

実況アナは、同時通訳機を手元におき、言いたいことの日本語訳を使っている。ファウルボールが観客席に飛んだ時に、危ないので「席についていて」(sit down)を、そのまま日本語で「スワッテ・クダサイ」とさけんでいた(笑)。大谷がセンターに深々とホームランを打ったときには、「SA YO NA RA」と言っていた(サヨナラホームランと勘違いしているようだ)。「オオタニさ~ん」なんていう叫び声も以前あった。

■そのスゴさ5:ホームランの量産。50本ペース。ホームラン王も狙える。

現在、10本のホームラン(5月7日現在)で、トップタイ単純計算で、このままのペースなら年間54本になる。昨年のホームラン王は48本。50本なら、ホームラン王、当確だ。

大リーグの日本人選手の年間ホームラン記録は、大谷は22本で5位。松井の記録更新がかかるが、可能性は高い。

  1. 松井秀喜 31本(2004)
  2. 松井秀喜 28本(2009)
  3. 松井秀喜 25本(2007)
  4. 松井秀喜 23本(2005)
  5. 大谷翔平 22本(2018)
  6. 松井秀喜 21本(2010)

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参考:Yahoo記事

news.yahoo.co.jp

 

★「白いいちご」(パールホワイト)を食べてみたら…。

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いちごは「ショートケーキ」や「フルーツサンド」(いちごサンド)などで食べるとおいしい。いちごは酸味と甘みが微妙なところがうまいが、粒が大きいほど甘いようだ。

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古都華&淡雪&パールホワイト」(奈良いちごラボ)という15個入り高級いちごがスーパーで500円で売っていたので購入。ネットで調べたら贈答品はかなり高いらしい(アマゾンでは、2P(パック)で7,000円なんていう贈答品扱いだ。普通手が出ない!笑)。

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白いいちご(パールホワイト)を食べたら、想像していた以上に甘かった。ピンク色のいちごも甘かった。どうせ酸っぱいだろうという思い込みも甘かった!

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きょう、母の日用の「花」(らんやカーネーションのアレンジメント)が届いた。義母の息子夫婦が送ってきたものだ植木なら長持ちだが、セミのように1週間のイノチ

映画カタカナタイトル:「・」(中黒)が少なくなる傾向?

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映画のカタカナ・タイトルに「・」(中黒=ナカグロ)をつけるのが徐々に減っていく傾向らしい。きのうトム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)を見たが、この映画のように「・」が4つなど「・」が多いカタカナのタイトルが多い。

1984年の「ワンスアポンタイムインアメリ」などがいい例だ。5つもある。これを「・」なしの「ワンスアポンアタイムインアメリ」とするとどこで区切ったらいいのかわかりにくい。

この映画に対するリスペクトの意味で「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)も「・」がある。

ところが、2019年の「グリーンブック」などは、5年くらい前なら「グリーン・ブック」となっていたはずが「・」はない

f:id:fpd:20210507102126p:plain 確かに「・」がない!

だんだん「・」が少なくなってきたのは、スマホSNSの登場が大きいようだ。スマホユーザーは「ボヘミアン・ラプソディ」も検索やタグでは「ボヘラブ」と短縮したりするから「・」が多いのは面倒だ。「ラ・ラ・ランド」は「・」があったほうがいい。「ララランド」だとイマイチすっきりしない。

【5】つの映画(一部):

アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン/アイ・シャル・リターン」(1950)

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」(1991)

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)

【4】つの映画(一部):

オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)

「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」(2010)

「イット・ケイム・フロム・アウター・スペース」(1953)

「インベージョン・オブ・ザ・ビー・ガールズ~蜂女~」(1973)

【3】つの映画(一部):

バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)

「リバー・ランズ・スルー・イット」(1992)➡guchさん怒りの鉄拳”タイトル。

「アナザー・デイ・イン・パラダイス」(1998)

アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン」(1953)

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2013)

ロード・オブ・ザ・リング」(2001)

チキ・チキ・バン・バン」(1968)

など多数。

 

映画会社は「・」のあるなしでは頭を痛めそうだが(笑)。

個人的には「1タイトル」で「・」は「2個以内」くらいに収めてほしい。

「~・オブ・ザ・~」はなくすべきだ(笑)。

映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(原題:Edge of Tomorrow、2014)をみる。トム・クルーズ主演のSFアクション。

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オール・ユー・ニード・イズ・キル」(原題:Edge of Tomorrow、2014)をみる。作家・桜坂洋ライトノベル「All You Need Is Kill」(以下、AYNIK)を基にしたトム・クルーズ主演の”タイム・トラベル”SFアクション。

SFのサブジャンルの一つ「タイム・ループ」もので、物語の中で登場人物が同じ期間を何度も繰り返すような設定を持つ作品。半永久的に反復される時間から何らかの方法で脱出することが物語の目標となるものが多い。

「AYNIK」は謎の侵略者からの攻撃で滅亡寸前の地球を舞台に、同じ日を無限に繰り返す“時のループ”に巻き込まれた兵士ケイジ(トム・クルーズ)の運命を描く。

この原作タイトルに対して、アメリカでの劇場公開時にはなぜか「 Edge of Tomorrow (明日の境目)」に変更。さらにDVD発売時には「Live Die Repeat」に変更されていて、タイム・ループするたびにタイトルも変わる。なにそれ状態(笑)。

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映画のあらすじ:

外宇宙からの侵略者「ギタイ」の侵攻によって、人類は滅亡の危機に陥っていた。人類は国家間の垣根を超えた「統合防衛軍」を結成、兵士たちは「パワード・スーツ」を着用して、ギタイと壮絶な死闘を繰り広げる。

そんな中、ギタイのせん滅作戦に強制参加させられた軍の報道官ウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)は特別なギタイを殺し、その血をあびたことから「時間を巻き戻す能力」を手に入れる。彼はその能力で同じ一日を何回も生きることになるが、そんな中で驚愕の真実が・・・。

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   ラスト・シーンは余韻を残していた。

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「時間を巻き戻す能力」によって、弱弱しい人間が、死ぬたびに同じ一日をはじめから生きることになり、その都度強くなっていき、最後には相手を打ち負かすというもの。特殊な能力を手に入れたことがわかると、ひたすら戦場に出向いては死に、どうやったら死なないかという行動を頭に叩き込むとになる。

そんな中、何百回も戦場を潜り抜ける主人公が成長し、面構えも最初のころと比べると大きく変わっていく。 

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エイリアンのギタイと呼ばれる地球外生命体の侵略生物の気持ちの悪いこと(笑)。俊敏かつ凶暴で、体液(主に血液)を浴びると、ギタイとしての特性や能力が移るという性質がある。ほかに「アルファ」というギダイの中でもレアな種が登場したり「ドローン」(オレンジ色の個体)「オメガ」(ギダイのボス)などいろいろ出てくるので、混乱する。

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映画のタイトル「AYNIK」は、高校の英作文にも出てきそう。文法的には「 All (That) You Need Is (To) Kill」。「All you need(to do)is ~」は、英語の決まり文句で「~するだけでいい」という意味。「殺しさえすればいい」「殺しこそはすべて」「おまえは殺すだけでいい」といったニュアンスで「殺しこそが任務」といったところ。かのビートルズの名曲「All You Need Is Love」もまさにそれで「愛こそはすべて」(16枚目のシングル)と訳されている。

名作」に進路のはずが、時々、見ているうちに睡魔に襲われるような「作に進路」を取ってしまうこともある(スイマ(睡魔)せん)。

 

映画「銀座カンカン娘」(1949)を見る(Netflix)。音楽映画の傑作。

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銀座カンカン娘」(1949)を見る(Netflix)。音楽は服部良一、主題歌は主演の高峰秀子が歌っているが、劇中では、高峰秀子笠置シヅ子灰田勝彦も主題曲を歌っている。監督は俳優としても活躍し監督に転じた「風の又三郎」などの島耕二

落語家・新笑の家に居候する3人が、お金を稼ぐために銀座のバーを流しながら歌う。当時の銀座を舞台に貧しいながらも希望を捨てずに生きる若者たちを描く。東宝が誇る歌謡映画の傑作。

大家のおばさんから、迷い犬「ポチ」を捨てて来いといわれて、あちこちに置いて来ようとする高峰秀子だが、何度も何度もあとを追いかけてくるポチの運命やいかに…というのも面白い。

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落語家の新笑(古今亭志ん生 5代目)は、現在は引退し、妻のおだい(浦辺粂子)と子供たちと、ささやかな生活を送っていた。

その一家のもとへ居候として入ってきたのが、新笑が昔世話になった恩人の娘のお秋(高峰秀子)と、お秋の親友のお春(笠置シヅ子)だった。

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明朗快活な性格の2人だが、朝からを唄い、おだいは次第にイライラしていく。新笑の甥の武助(灰田勝彦)は、会社の合唱隊を組織して歌に精進。お春は声楽家、お秋は画家と3人とも芸術家になるべく意欲を燃やしている。

しかし現実は厳しい。文無しの娘たち。お秋は「絵具を買いたい」お春は「ピアノを買いたい」と思うがままならず10銭硬貨をビンに貯めている。10円、100円、1,000円、万円になればいいな、

そんな中、お秋が職を探しに出かけようとすると、おだいに飼っていたのポチを捨ててきてくれと頼まれる。「今の世の中、人間でも食べるのに事欠くというのに、かわいそうだけどね」というのだが。

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  「かわいそうだけどポチを捨ててきてね」

ポチを連れたお秋が捨て場をウロウロしていると、とある映画会社のロケ隊に出会う。しかもなんとその撮影にポチと一緒に出て欲しいという話になり、一日だけエキストラとしてカメラの前に立つことになった。

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   飼い主以外にはテコでも動かないポチ。

撮影は進行するが、女優の山田が池に放り込まれることとなる。というのも、山田がお秋をエキストラに使うことに承知しなかったからだった。そこで代役を立てることとなり、お秋は早速お春を呼び、代行させる。お姫様抱っこから、池に投げ捨てられるところだけの代役というわけだ。

2人は出演料として1000円という大金を手にした。しかもそのエキストラの撮影で知り合った白井哲夫(岸井明)の世話でバーで歌うこととなり、歌手の道を歩んでいくことになる。夜の銀座のバーやカフェで、流しとして歌うのだが…。

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オープニングでは、家主の甥が表から二階のお秋に向かってサンタルチアのメロディーで日本語の歌を歌い、お秋が詩で答えるシーンなどは「ロミオとジュリエット」を思わせるミュージカル仕立て。

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終戦後間もない時期の銀座を舞台にした音楽映画。終戦後の焼け野原の日本に元気を与えたのは「リンゴの唄」や「青い山脈」「銀座カンカン娘」といった映画。

笠置シヅ子といえばブギの女王として「東京ブギウギ」の歌が有名だが「銀座カンカン娘」でも、歌っている。題名の「カンカン娘とはナンですか」と高峰秀子笠置シヅ子が監督に聞いたところ「知らない」と答えたという。当時、まだ合法だったアメリカ兵相手の売春婦はパンパン(俗語でパン助)と呼ばれていたが、それに関連して、カンカンといったのかもしれない。

高峰秀子は、食事の時に、お椀にご飯を山盛り。味噌汁のお椀にご飯をそのまま入れて、かき込むように食べる。戦後の風俗、銀座の風景の一端を垣間見ることができる。

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1階の大家に気づかれないように外でかごで二階に釣り上げられるポチ。

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■主な出演者:

お秋:高峰秀子

お春:笠置シヅ子

武助:灰田勝彦

新笑:古今亭志ん生 (5代目)

おだい:浦辺粂子

白井哲夫:岸井明

ヒヨ子:服部早苗

映画監督:山室耕

助監督:松尾文人

女優・山田:三村秀子

男優・上原:中原謙三